1号機「文殊山」設置までの活動
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@発電電力量 145WX24枚=3.48kW |
1.ふくい市民共同発電所1号機「文殊山」完成までのいきさつ
@エコプランふくいの活動
「市民共同発電所を作る会」の前に、「エコプランふくい」の紹介をします。「エコプランふき」は、福井市が環境基本条例を策定するにあたり、それまで環境問題に関わってきた有志で、市民の意見を条例づくりに反映させていこうと集まったグループです。1998年4月22日に第1回打合せを行っています。
1)福井市環境基本条例市民案作り
環境問題は市民と行政が協働で行っていくべきものという認識で、市民グループ自ら他自治体条例の分析や学習、市民フォーラムの開催、街頭アンケートの実施等を行い、条例市民案を検討しました。そして、1998年10月15日に市民案を福井市酒井哲夫市長提出しました。
福井市は、1999年4月に福井市環境基本条例を施行し、2001年3月に福井市環境基本計画を策定しました。市民案も、環境保全推進のための「市、市民、事業者及び民間団体が連携することのできる体制」の整備について反映できたと思います。
2)フィールドワークふくい自然学講座
「エコプランふくい」はその後、具体的な活動を通じて地域の環境問題を考えていこうと、自然観察会を開催します。第1回足羽山(雑木林でネイチャーゲーム)、第2回東郷(めだか探索)第3回花守(里山)、第4回殿下(冬体験)、第5回文殊山(雑木林の観察)2000年10月第6回足羽山(秋の雑木林の観察)と季節ごとに実施しています。
Aふくい市民共同発電所を作る会の経過
1)ふくい市民共同発電所を作る会の発足
こういう「エコプランふくい」の活動のなかで、市民の具体的な環境活動の一環として、滋賀県の市民共同発電所に学び福井での設立を呼びかけることになり、2000年5月20目に作る会を発足させました。
2)作る会の活動
発足後、福井県、福井市、北陸電力に要請を行いました(6月15日)。コスト低減を狙い、普及誘導策や公共施設への市民発電所設置等のお願いをしました。
そして、第1回学習交流会を8月20日に開催。会長の松尾斗伍郎福井大学名誉教授の講演を行っています。
3)1号機の設置
開所式(10月14目)までの大まかなスケジュール
イ)6月上旬補助金申請(NEF)
口)9月中旬着工
ハ)10月6目北陸電力系統連結に関する契約(売電価は21.15円/kWh)
ホ)これまでの発電量は別表を見て下さい。
2.ふくい市民共同発電所「文殊山」の意義
「文殊山」の意義は次のように考えています。
@ふくい市民共同発電所「文殊山」は市民の環境への関心、取組みのシンボルです。出資金の回収は不可能ですが、環境への関心、熱意を表現したものです。また、共同出資により出資者、会員等多くの人たちの財産(1人のものではない)であり、継続、発展した取組みが可能となります。
A地域エネルギーへの関心を高めることができました。
B太陽光発電の普及や自然エネルギーへの関心を高めることができました。現在、福井市に40あまりの太陽光発電施設がありますが、福井県は2010年には5000戸目標、福井市は2011年に200施設目標を掲げています。
福井は太陽光発電に不向き、経済的メリットなしの世評に対するアピールとなっています。太陽光発電は太陽そのものです。
製作に必要なエネルギーは約2年で回収、20年以上使用可能です。
Cふくい市民共同発電所「文殊山」をとおした新しいコミュニティの創出ができました。出資者、会員は年齢や性別、仕事、地域に富んでいます。併せて、滋賀県や宮崎県、今立町等同様の取組みをする市民運動との連係、協力も進みます。
D補助金は取得したが、補助金に頼らない運営ができました。
E「文殊山」の名前の由来は、市民の知恵のかたまり林宅の背景に知恵の山「文殊山」があるところからきています。
会員には学者、太陽光発電施工業者、建築屋、銀行員、行政マン、発明家、コピーライター、市民運動のベテラン等々がいて、様々な人の経験やノウハウが集まっています。
3.今後の展望と問題点
@1号機「文殊山」を育てる取組み
発電量等基本情報の提供、学習会や広報(チラシ、IT、常設パネル等)を行い、出資金、補助金残金の使途を明確化すること。
A2号機、3号機建設への取組みをすすめること。
B出資者、会員が一体となった運営
会員それぞれが仕事や家庭を持ち、忙しい中での会運営をみんなで取組むことが大切です。